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土間コンクリート工事で知っておきたい予備知識

2018/02/20

駐車場工事や外構工事をする上で必要不可欠なのが土間コンクリート(土間コン)です。
土間コンクリートをする際に知っておきたい知識をご紹介いたします。

土間コンクリートとは

地面に砂利や砕石などを敷き込み、転圧してその上に直接、生コンクリートを流し込んで作られた床のことを言います。
玄関や外部の土間床の下地に用いられることが多く。ひび割れ防止のために鉄筋を挿入する場合が多い。

土間コンクリート仕上げの種類

金鏝(かなごて)仕上げ

金鏝

金鏝仕上げとは、表面をツルツルにする仕上げ方法です。一発仕上げとも言われています。
一般的には土間コンクリートというとこの仕上げ方法になります。
生コンクリートを流し込み数回に分けて平らにしていきます。
最後に、乗っても靴跡がつかない程度に固まった際に、表面の薄いセメントで仕上げます。
デメリットとしては表面がツルツルしているので雨の日にすべりやすい事です。

刷毛引き(はけびき)引き仕上げ

刷毛引き

刷毛引き仕上げとはホウキで掃いたような刷毛目(はけめ)をつけた仕上げ方法です。
こちらも生コンクリートを数回に分けて平らに均していき、刷毛目を付けていきます。
これにより、滑り止めの機能が加わります。施工費用かからず、駐車場などの広い面積にて利用されることが多いです。
車椅子の方がいらっしゃる場合はこちらをお勧めいたします。
デメリットとしては表面がザラザラしているので砂ホコリがたまりやすくなります。

土間コンクリートの施工方法

では土間コンクリートはどのようにして施工されているのでしょうか。
土間コンクリートの施工方法をご紹介します。

①掘削(土堀)

まずコンクリートと砕石を入れる分の土を削りますので余分な土が発生します。
これを、建設残土や発生残土と呼び、この残土を処分する費用が必ず発生します。この分は頭に入れて置いてください。

②RC砕石を敷き転圧

その掘ったところにRC砕石を約10cmぐらい敷き、それを転圧します。

③生コンを流し均す。

転圧した砕石の上に生コンクリートを流し込み、固めます。

土間コンクリートでよくあるクレーム

「土間コンクリートは生き物」と職人は言います。
それだけ扱いが難しいということです。熟練した職人さんでも気候や温度によって仕上がりが変わることも多く、
安定した仕上がりはとても難しいのです。
なかなか100%の施工という事は出来ないのが現実です。そのことを前提においてもらえればと思います。

土間コンクリートの中で最も多く置きるクレームが色むら、クラックです。この現象はどういう事なのでしょうか。

色むら

色むらとはグレーの濃淡が変わってしまい、見た目がまだら状に見える現象を言います。

色むらの原因

色むらの原因は気候・セメントの材料の相性・養生期間・コンクリートに含まれる水分などいろんな要素が多いため一つに絞れない事が多く、突き止めることも困難です。

色むらの対応策

コンクリートに含まれる水分や薬材が乾くのに半年から1年ぐらいかかります。放置しておくと白くなってきます。それでも色むらが起きる場合はご連絡ください。

クラック

クラックとはひび割れの事です。こちらもまた100%防ぐというのは出来ません。
ではどのように起き、どのような対処をするのかご紹介します。

クラックの原因

コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱いという性質があります。コンクリートは夏になると膨張、冬になると収縮します。
そのため、膨張、収縮率の違いからこのようにクラック(ヒビ)が生じます。
また新築の家だと土が固まっていないため地盤沈下の影響でコンクリートが耐えられなくなり、クラックが起きることもあります。
もちろんこれだけが全ての原因ではありません。コンクリートに継ぎ目を入れなかったなど様々な理由はあります。

クラックの対応策

生コンクリートの中にワイヤーメッシュというものを入れます。
それにより引っ張りに強くなり強固な「鉄筋コンクリート」になります。

ワイアーメッシュ

コンクリート1.5mから3mおきに継ぎ目(誘発目地)を入れると目に見えるクラックをかなり減らすことが出来ます。
誘発目地というのは目地の下層にわざと収縮によるクラックを誘発させるものです。
エキスパンションというものを継ぎ目に入れます。

エキスパンション

土間コンクリートの養生期間

まず養生期間とは生コンを乾かす時間のことです。
夏場など温度が高い期間は養生期間は短く、逆に冬場は気温が低い為、養生期間が長くなります。
夏場で4日、冬場で7日ぐらいかかります。スタンプコンクリートも同様です。

まとめ

土間はデリケートでどれだけ熟練された職人でも季節・気候・材料などで色むら、クラックが起きてしまう場合もある。
しかし業者によっては本来やるべき事をしなかったことが原因でひび割れが入る事もある。
会社選びは慎重にしてください。

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