カーポート 積雪対策|初心者でも簡単にできるカーポートの積雪対策方法まとめ
2020/12/20
関東でも稀に大雪になる事があります。
その時にカーポートが荷重に耐えきれていない光景をみた事がある方も多いと思います。
実際にカーポート設置を検討している方で積雪による倒壊を心配している方も多いのではないでしょうか。
本記事を読むことで初心者でも簡単にカーポートの積雪対策ができるようになります。
<本記事の内容>
☑︎カーポートの耐積雪量が1ランク上のものを選ぼう
カーポートを選ぶ際には、世間的に想定されている積雪量よりも1ランク上のカーポートを選んだ方がいいといえるでしょう。
理由は下記2つの可能性が考えられるからです。
- ①想定外の積雪量になる可能性がある
- ②後追いの雪で雪が締め固まり比重が高くなってしまう。
①想定外の積雪量になる可能性がある
雪が降った際にそこまで積もらないだろうと考えていた翌日に、かなりの雪が積もっていた。
なんてことも可能性としては十分に考えられます。
自分が想定していた範囲を超える雪でカーポートが倒壊して車を傷つけたり、近所に迷惑がかかってしまうような事は避けたいですよね。
②後追いの雪で雪が締め固まり比重が高くなってしまう。
新雪のうちは比較的軽量の雪も、後追いで雪が降り積もると雪が締固められて比重が高くなります。
新雪、締雪、粗目雪それぞれの雪質で5127サイズ(奥行約5m×間口約2.7m)のカーポートに約30cmの雪が積もった場合の重量を換算すると
- 新雪:約1.2t
- 締雪:約2.0t
- 粗目雪:約2.8t
と重さに大きな違いがあることがわかるかと思います。
粗目雪の場合に30cm積もるとカーポートに約2.8tの重さがのった状態
になるので非常に危険であることがわかっていただけると思います。
☑︎耐積雪量の目安をしろう
耐積雪量ですがカーポートにはそれぞれ耐積雪量が設けられています。
しかし、カタログ等に記載してあるのは新雪の場合の耐積雪量のみです。
雪質が異なると重さが大きく異なります。
カーポートが倒壊するのを未然に防ぐ為には雪質と重量の関係を正しく理解しておく必要があります。
自分の家のカーポートの耐積雪量を確認し規定値内のうちに対処するように心掛けることが未然にカーポートの倒壊を防ぐことに繋がります。
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☑︎カーポートの積雪対策方法はたったの2つ
カーポートの積雪対策方法はたったの2つのみです。
- ①雪が積もり過ぎる前に雪をおろす
- ②耐積雪量が高いカーポートにする
①雪が積もり過ぎる前に雪をおろす
まず一つ目の対策方法は、雪が積もり過ぎる前に雪をおろす。
とても当たり前のことですが正直カーポートの雪をおろすのってかなりの労力が必要ですよね。
もっと初心者でも簡単にカーポートの雪下ろしができないのかとおなやみの方も多いのではないのでしょうか。
安心してください。実はカーポート専用の雪降ろし棒があるのです。
これなら地上から雪を下すことができ、屋根を傷つけることもないので安心です。
人気商品は三協アルミ製の「おっとせいG」です。
あまり積雪の経験がない人は、ついホースの水をかけて雪を解かそうと考えがちですが、これは大変危険です。
ホースでかけた水はたちまち凍ってしまい、さらに重量を増すことになるからです。
専用の雪降ろしを使用することをおすすめします。
②耐積雪量が高いカーポートにする
雪降ろしをするにしてもやはりカーポートの倒壊が心配だという方には両側支持タイプをおすすめします。
片側支持タイプに比べて両側から支柱で支えられているため耐風圧の面でも頑丈ではありますが乗り入れのスペースは片側支持タイプの方が確保しやすくなります。
※両側支持対応でも雪下ろしは必要になります。
☑︎まとめ
今回は、カーポートの積雪対策についてまとめましたがいかがでしたでしょうか。
カーポートの倒壊を防ぐためには①こまめに雪降ろしをする②耐積雪量が1ランク上のカーポートを検討するです。
最終的にはご自身の判断となりますが末長く愛車を大切に保管できるような空間を今後も提供していけたら
幸いです^^