乱貼りとは|3分で分かる乱貼りの種類と乱貼り選択のポイント3選
2021/01/16
外構工事を行う際に、玄関アプローチを乱貼りにしたいけど特徴がわからない。
アプローチに乱貼りをしてみたいけど、石の種類や価格帯がわからない。
アプローチの施工は他にどんな方法があるか知りたいなどのお問い合わせが多々あります。
そこで今回は、初心者でも3分で分かる乱貼り選択のポイント3選(①乱貼りとは何か②乱貼りの石の種類③乱貼りの価格帯)について紹介します。
この記事を読めば乱貼りについて理解でき理想の外構工事ができるようになります。
<本記事の内容>
☑︎乱貼りとは何か
乱貼りとは、自然石を用いて不定形の石(乱形石)を貼っていく外構工事の施工方法です。
乱貼りのメリットは、自然石を用いる為お庭にナチュラルな華やかさを演出することができます。
また、雑草対策にもなり一石二鳥です。
※?関連記事はこちら
『今から始めておきたい雑草対策』をクリック
☑︎乱貼りの石の種類
乱貼りに使用される石の種類はメーカーもさまざまです。
また、材質と色合いによっても特色があり全く違う雰囲気を演出することが可能です。
また下記の製品のように多くのカラーを取り揃えてあるメーカーも多々あります。
EXDECO ソレイユストーン乱形
EXDECO ソレイユストーン乱形は、バリエーションのある充実ベーシックシリーズです。
カラーも暖色から寒色系の色まであり12パターンあります。
乱貼りにどの色の天然石を使うかによってもお庭の印象が180度変わってきます。
そこで今回は、乱貼りのカラーの選択の方法2選と事例をふまえて解説していきます。
- ①ゲストをどのように出迎えたいか。
- ②外構とお家の外観とのバランスはどうか。
①ゲストをどのように出迎えたいか。
まず一つ目のポイントは、ゲストを玄関から出迎えるときにお庭の雰囲気を爽やかだと感じさせるためには淡いベージュ系の乱形石を使用します。
ベージュ系は淡い色使いで優しく暖かい春のようなイメージを演出することができます。
SBIC アクバル乱形
下記は暖色系のSBIC アクバル乱形を使用した乱貼りです。
一方で、寒色系(ブルーやダーク系)の色は知的で洗練されたイメージのお庭を演出することが可能です。
EXDECO ソレイユストーン乱形
下記は寒色系のEXDECO ソレイユストーン乱形を使用した乱貼りです。
②外構とお家の外観とのバランスはどうか。
乱貼りの乱形石選びのもう一つのポイントは、お家とのバランスをどうしたいかです。
玄関までのアプローチの乱貼りをお家の外観より濃い色で施工することでタイトでスタイリッシュなイメージを
演出できます。
逆にお家の外観より淡い色を使用することで、暑苦しくない爽やかなイメージを演出できます。
淡い白系統の色も使用すれば爽やかなヨーロピアンな外構に仕上げることも可能です。
TOYO オークルストーン乱形
下記は白色系のTOYO オークルストーン乱形を使用した乱貼りです。
※天然石を選ぶ際に注意すべきポイントですが下記3点を理解しておくことで
乱貼りの石選びを失敗したと思うケースを減らすことができます。
- ①天然石の為、イメージしている色と違う場合がある。
- ②乾いてる時と濡れている時で模様が異なって見える。
- ③天然石の為、サビや剥離が発生する可能性がある。
※また、乱貼りにライトを埋め込んだりすれば夜に違った表情のお庭を楽しむことが可能です。
☑︎乱貼りの価格帯
乱張りの価格帯がどのくらいか気になる方が多いようです。
結論から言うと価格は天然石の材料と施工範囲(作業量)によって大きく変動します。
その為この金額になるとは言い切れません。
そこで、アプローチの施工をしようと考えた時にどの外構工事が金額が高くなりやすいのかの相場感を安い順から8選紹介します。
①6号砕石+防草シート
一番お手頃にアプローチ工事をしたいのであれば6号砕石+防草シートです。
メリットは、やはり安く仕上げることができることです。
デメリットは、落ち葉などの掃除がしにくいことです。
②枕木
2番目に安いのは枕木です。(※今回は1㎡に3本使う場合を想定しています)
枕木のメリットは、自然と溶け込みやすいと言うことです。
③土間コンクリート仕上げ
アプローチの工事で弊社で2番目に人気があるのが土間コンクリート仕上げです。
メリットは、比較的安くお掃除がしやすい、足元が汚れにくいことです。
デメリットは、経年劣化によるクラックや汚れがでることです。
※?関連記事はこちら
『3分で分かる土間コンクリート仕上げの種類とメリット・デメリット』をクリック
④スタンプコンクリート
アプローチの工事で弊社で1番人気があるのがスタンプコンクリートです。
メリットは、お庭の雰囲気が華やかになるだけでなく汚れも石の模様に見えることです。
デメリットは、施工費用が土間コンクリートなどに比べて高くなってしまうことです。
⑤タイル貼り
アプローチの工事で弊社で3番目に人気があるのがタイル貼りです。
タイルのメリットは、耐水性があり傷もつきにくいことです。
デメリットは、製品によっては滑りやすいことです。
⑥インターロッキング
インターロッキングのメリットは夏場に熱を持ちにくいことと透水性で水はけがいいものもあります。
デメリットは初期費用が高いことです。
※?関連動画はこちら
『透水インター 水捌け比較検証』をクリック
⑦乱貼り(乱形)
乱貼りのメリットは、同じ形がないのでオンリーワンのお庭を造ることができます。
デメリットは、予算が高くなってしまうことです。
⑧レンガ
レンガのメリットは経年劣化によって違ったお庭の違った表情を楽しむことができる点です。
デメリットは、経年劣化しやすいといった側面もあります。
☑︎まとめ
今回は、乱貼りとは何かについて紹介しました。
お客様が乱貼りの施工を依頼する場合には『①ゲストにどんなイメージを持ってもらいたいか。②お庭とお家のバランスをどうしたいか。』を具体的に考えておくことをお勧めします。
お客様の理想の乱貼り工事ができるといいですよね^^